サカタカツミノブログ

個人的なブログ。ブログなんてすべてそんなものだけど。

成長するタイミングとは。

誤解を恐れずに書いてしまうと、多くの人は一定の年齢に達したら、それほど成長しない、といっても、別に体格の話ではない。人としてと言い切ってしまうといろいろとお叱りを受けそうだけれども、だいたいにおいて、多くの人はいつまで経っても似たような失…

人の時間を消費すること。

年齢を重ねるとともに相談されることが増えた。まあ、世の中の多くの人はもっと早くから相談される人生なんだろうけれども、意図的に相談されることを避けてきた人生なので、相談に出会うことは少なくて済んだ。そう書いてしまうと相談されるのが嫌だという…

普通はという言葉の意味。

人と会話をするということは、前提として『明文化されていない、けれども共通のルール』や『結果的に多くの人が常識だ、と思っている事柄』をベースとしてなされると思う(曖昧なのは理由がある)。と、思っていると、大間違いであることがままある、と思う…

褒められない人のために。

褒めるのが下手な人がいる。そういうタイプを注意深く観察していると、多くは自分では褒めたつもりでいる。それが始末に負えない。例えば、直属の部下が、ある仕事を終えて報告したとする。報告を聞いて「(よく頑張った、期待通りの成果を挙げた)もっとこ…

飽きた仕事の先の先の先。

「この仕事はいいかな」と思ってしまうことがある。別に極めたわけじゃないし、これ以上はないと限界を悟ったわけでもない。シンプルに飽きた、という表現が正しいのかもしれない。定期的に襲ってくる、とても嫌な、でも、的確に気持ちを表現している言葉だ…

オサケノナイニチジョウ。

世の中からお酒がなくなったわけではないけれど、飲食店でお酒を提供してはならない、正しくいうと提供をしないて欲しいと要請される時代である。家で飲んだりしない、路上で飲んだりしない、公園で飲んだりしない、という人にとっては、お酒のない日常が続…

そして僕は途方に暮れる。

贅肉がたくさんついている身体の持ち主なので説得力はゼロなのだが、スリムであることはとてもいいことだ。といっても身体のことではなく、組織や仕事についてのこと。常に贅肉がついていないか見直して、ついている、もしくはつきそうだとわかったら、その…

なぜできないかを考える。

じぶんになにができるのか、ということを説明するのは難しい。簡単にスキルの可視化というが「それが上手くできれば苦労はしないのだと」独り言をつぶやいてしまうことも多い。じぶん一人のことですら上手く説明ができないのだから、組織がどんなスキルを持…

しないを選択する難しさ。

仕事(事業というほど大げさではない)が順調な時には、欲が出る。いろいろとトライしてみたくなるし、新しい人とご一緒したくなる。さまざまなお誘いも受けることになるし、その中には魅力的なものも多い。だから、というのも変だけれども、それをしないと…

戦わないことで個性的に。

差別化という言葉は使いたくないけれども。多くの場合、違いを見せないかぎり、選ばれることはない。企業であってもサービスであっても製品であっても、それこそ人物であっても同じことだろう。なにか理由があるから選ばれるわけだし、さしたる理由がないと…

炊き込みご飯という至福。

締めのご飯が土鍋で炊かれたそれ、というメニュー構成の店が多くなった気がする。季節のいろいろをギュッと詰め込んで、ふっくらと炊き上げられた鍋は、開けた途端に歓声が湧き(というか、自然と声を出してしまう)、その香りにクラクラしてしまう。旨そう…

シンプルに考える大変さ。

モノを減らしたり、ライフスタイルを簡素化したり。それらを指南する書籍をいくつか拾い読みした。重要なのは、自分が気持ちいいと思える状態にしておくことで、シンプルにそれだけでいいと、それらの本には書かれていた。よく考えればわかるのだが、それは…

働くをリセットする瞬間。

働く女性の見本がとても少ない時代があった 大学を卒業して就職をするという道筋が当たり前の時代になりつつありますが、この道筋は昔からあったというわけではありません。いまから30年近く前に、新卒採用のためのイメージ広告を作成するために、わたしが…

ほんものとにせものの間。

この人は本物、とうっかり信じてしまって、後で悔やむことがよくある。逆に、あの人はうさんくさいと思い込んでしまって、そうじゃないことに気づき、うさんくさいと誤解していた時間を惜しんでしまうことも、割とある。その間にあるなにかは、よく似ていて…

ただうまいものを食べる。

うまいものを食べるのが好きだ。シンプルになんのてらいもなくいえる。趣味らしい趣味がないので、食べ歩きが趣味ですかと問われることもあるが、基本的には食べ歩かないので、食べ歩きは趣味じゃない、きっと。美食なのかといわれると、そうなのかもしれな…

有能な上司のみわけかた。

心配しなくても、上司が有能であるかないかは、たいていの場合、見分ける必要はない。ほとんどの上司は有能だし、もしあなたが上司の無能さを嘆くのであれば、あなた自身がきっと有能なはずだ。だからというのも変だが、上司が有能だろうと無能だろうと、実…

前提を間違ってしまうと。

例えば「人は学びたいと思っている」という前提に立っている人たちと話すと、人は誰であっても、どんな人であっても、絶対に「学びたいという気持ちを持っていて、それを表出することができないだけだ」という、決まったストーリーに沿った会話になる。さら…

新しいことを始める時に。

新しいことを始めるからといって、気負う必要はないと思えるようになるまでに時間がかかった。誰かに宣言をする、形から入る、ある意味浮かれる、そんな非日常的なアプローチを経てから、そう、自分を奮い立たせてからでないと、ことが起こせないような気が…

これでいいという気持ち。

決して上昇志向がないという話ではなくて。あ、これでいい、ちょうどいい、これがいいって感覚に、ふと陥ることがある。たとえここから先に、もっと素敵で素晴らしいことがあったとしても、自分にはこのくらいがちょうどいい、という感じ。身の丈に合ってい…

上手いことを言いたい人。

大相撲の話題でワイドショーが持ちきりである、ことはわりとどうでもよくて。大相撲のファンであると自称している人たちも、その多くは実際の場所に訪れた経験がないことの方が多いようだ。まあ、チケットも高いし。だからというのも変だが、現場に足を踏み…

フードポルノへようこそ。

食事の席で出された料理を写真に収めるという行為は、もはや当たり前になってしまった。いや、当然、それを禁止しているお店もある。が、多くの場合「お写真をどうぞ」といった、結婚式におけるケーキ入刀時点の司会者の掛け声のようなものが、お店のシェフ…

ママやパパがサンタさん。

以前、サンタクロースの正体はある時期から親だ、というストーリーを書いたらどうかという、与太話をしたことがある。こんな感じだ。12月に入ると、全国の6歳児を持つお父さん、お母さんは、突然三日間の旅に出る。そう、サンタクロースになるための研修…

その街にあったあの珈琲。

自家焙煎という言葉に過剰に反応してしまう。珈琲が好きなので当然と言えば当然なのだが、それに加えて、その場所でしか飲めないという、ある種の物語のようなものに惹かれてしまうのも大きな理由。コーヒー豆は生鮮食品であると思っているので、できれば評…

たまごを愛してやまない。

物価の優等生といえば、たまごかバナナかという感じで、安さの代名詞になってしまっているたまごだけど、なかなかどうして、まだまだ人気者だ。たまごが乗っているだけで、料理が美味しそうに見えたり、たまごがたくさん使われているだけで、そのメニューが…

あらためて働くを考える。

観光地の隣に事務所を構えている関係で、非日常な状況に遭遇することがある。といっても、それほど大げさなことではなくて、要は祭りに「浸かる」と表現すればいいのかもしれない。どこからか人が湧いてきて、とても騒いでいる。楽しそうな非日常を横目に見…

その瞬間を切り取る習慣。

古い写真を見るのが好きだ。高名な写真家のそれを鑑賞するのはもちろんのこと、ごく普通の人が撮影した、何気ない日常を切り取った一枚が好きだ。ソーシャルネットワークツール全盛時代、似たように日常を切り取った写真を目にすることは多くなったけれども…

豆の旨さにいま気がつく。

好き嫌いなどないと自慢げにいいたいが、残念ながら少しだけある。まずキュウリ。近所のサンドイッチが美味いパン屋さんでも、ツナサンドのキュウリは抜いてもらう。サラダがとても美味いフレンチレストランでも、抜いてもらわなかったキュウリは同行者の皿…

自分の物差しという考え。

思い込みと付き合うのはなかなか骨が折れる。間違いなくそうだ、と勝手に決め付けてしまって、そこから他へと思いが至らないことは、日常茶飯事なのだ。例えば、コーヒーサーバーに杯数の目安が印刷されていることはよくあることだけど、あの一杯はなんの一…

今宵もバーで酒を飲む私。

バーで酒を飲む時にいくつかのマイルールがある。といっても面倒なルールでもなんでもなくて、要は飲み過ぎないためのおまじない、のようなものである。まず、よほどのことがない限り、三杯までで切り上げる。美味い酒をサクッと飲んで帰る。飲みすぎるとろ…

がらにもないことをする。

たとえば五百円玉貯金。やってる、と周囲に話すと「意外です、そういうことはやらないタイプだと思っていました」という反応をされる。その通り。柄ではない。だからこそやってみるといいのかなと、最近考えている。毎月一つ、柄でもないことにこっそりとト…