サカタカツミノブログ

まったく個人的なブログ。ブログなんてすべてそんなものだけど。

洗練と粗野の間の美味さ。

鯖の味噌煮。下ごしらえを丁寧にした端正な鯖の味噌煮だな。ランチはとてもお得です!

鯖の味噌煮といえばおふくろの味の代名詞のようなものであり、定食屋の定番であり、ある程度の年齢以上の男性が好きな料理である。よく考えたら、おふくろの味って男性はこだわるけれども女性はどうなのだろう。おふくろの味という表現自体が外食を前提としているような気がするし、そうするとまだまだ外食する人=男性という感じだろうから、結果としておふくろの味のターゲットは男性ということになるのか。まあ、世の中これだけ変化しているのだから、おふくろの味というマーケティングも廃れるかもしれない。

和食の世界できちんと修行した料理人が作る鯖の味噌煮は、とても洗練されている。骨もきちんと取り去ってあるし、下処理もきちんと行われている。臭みではなく風味になっているし、味噌の風味も失われない火入れになっている。が、だからといって、そういう手順が踏まれていない鯖の味噌煮が不味いのか、というと、一概にそうでもなかったりするのが不思議なところ。私にとって、洗練と粗野とは繋がっているのかもしれないと思わせるのが鯖の味噌煮なのだ。これが鯛ならそうもいかないところがまた、面白い。