サカタカツミノブログ

まったく個人的なブログ。ブログなんてすべてそんなものだけど。

肉を喰らう快感について。

ステーキ。ライス添え。ハラミを塩コショウでシンプルに。マスタードたっぷりつけて。

もう少し若い頃は鉄板焼きがたまらなく好きだった。それこそ目の錯覚じゃないのかというくらい脂肪がたっぷりと赤身に差し込んだ霜降りを、手際よく焼き、サッとサーブしてくれる瞬間が嬉しかった。いやー、外国で食べる靴底をかむようなステーキはダメだよねぇ、やっぱりこれじゃなきゃ、と叫んだりして。焼き肉でもロース大好き、特に特選ってつくとひと味違うよね、焼くのは最小限にしなきゃなんてうそぶきながら、それこそ肉を喰らっている感じになっていた。いまは遠い昔の話。脂の味が旨くなくなってきた。

最近はシンプルなハラミのステーキが好きだ。塩とこしょうをしっかりとして、キッチリと焼く。最後にマスタードをこれでもかっていうくらいにたっぷりと付けて、その酸味と肉の赤身の部分が持つ酸味との調和を楽しみながら食べる。塩をキチンと効かせてあるステーキだと旨味も溢れ出てくるから、脂の饒舌な味がかえって邪魔になる。歯ごたえのあるそれを口の中に頬張りながら「ああ、肉を喰らっている」という感覚を楽しむ。書いていてまた食べたくなった。けれども、年齢的には月に一回程度で十分なのが悲しい。