サカタカツミノブログ

まったく個人的なブログ。ブログなんてすべてそんなものだけど。

天丼のレーゾンデートル。

オールスター天丼。確かにオールスターの名に恥じないラインアップ。味噌汁つきです。

天丼はとても難しい食べ物だと思っている。たまに食べたくなる。けれども食べると「あれれ、こんなもんだったかな」と後悔とは違うけれども、かすかな違和感を覚えるメニューの代名詞なのだ、私にとっては。もちろん、天ぷらは大好きだ。特に野菜をもっと美味しく食べさせる調理法は天ぷらである、という自説を唱えるくらいに。丼物だって好きである。牛丼、カツ丼、親子丼、海鮮丼にと、挙げていけばキリがない。でも、天丼はどうなのだろうか。カラッと揚がった天ぷらをジュッと丼つゆに漬けて、である。

ご飯の熱気に蒸らされて、衣が『ふにゃっ』となる悲しさ。なにより、ご飯と天ぷらが、どこまでも一体化しないところが、丼物としての絶望を生み出しているのかもしれない。牛丼や海鮮丼は早々に一体化する。カリッとが嬉しいカツにしても、丼にする際に煮てしまうという暴挙からご飯との馴染みは容易である。しかし、天丼はどこまでも余所余所しい。天ぷら専門店には、その相性の悪さを解消する『天バラ』が存在するが、天ぷらが自己破壊してやっと一体化する、その切なさがたまらない。天丼のレーゾンデートル。