サカタカツミノブログ

個人的なブログ。ブログなんてすべてそんなものだけど。

たまには美味しい映画を。

iTunes Store で購入する映画は『食べ物に関するものばかり』だと気がついて愕然としている。興味に偏りがあると自覚していたけれど、これほどまでとは(笑)自分自身に呆れながら、食べることの快楽について、いろいろと考えてしまう、もしくは、純粋に美味そうだと感じる映画を何本かピックアップしてみた。いや、たいした映画じゃない。しょせんは飯の話をするだけなので(わかる人にはわかるネタ)。

ディナーラッシュ スペシャル・エディション [DVD]

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まあ、映画自体はどうでもいい。監督自身がオーナーであるイタリアンレストランがしびれる感じ。こういうレストランは日本ではなかなか作ることができないなぁと、この映画を見ていていつも思う。適度な狭さ(けっして広さではないところがミソ)。テーブルの小ささと、そこからくる快適さと、すべてが演出する親密さ。料理はオーソドックスなものばかりだが、だからこそ美味そうすぎる。仕事が詰まっていてレストランに出かけられないときの癒しとして、最適の一本だと思う。ストーリーは横に置いて。

幸せのレシピ 特別版 [DVD]

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この映画のレストランもまた見事である。こういうレストランに憧れる。それだけを楽しみに見る映画。素敵なレストランにおけるざわめきは最高の御馳走なのだが、まさに実感できる。また、そこで提供される料理も素晴らしい。美味しいものを存分に食べさせてやろうという、ある種の料理人の気概を感じる皿ばかり。ストーリーそのものは、まあ、よくあるラブストーリーって感じなので、それを楽しみに見ても仕方ない。エンディングに登場するカフェビストロ的な料理店もいい感じだ。街にあれば間違いなく通う。

ジュリー&ジュリア [DVD]

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まず、インテリアが素敵である。夢破れて落ちぶれた、という設定でのうらぶれた部屋も日本人の私たちからしたら素敵すぎるたたずまいを持っている。この映画もストーリーそのものは大したことがない。やはり登場する料理に注目なのだ。クラシカルなフレンチをベースにした家庭料理。衒うことなくストレートに美味いものを味わうためのレシピがそこにはある。それを再現しているビジュアルがたまらない。眺めているだけでお腹いっぱいになり、お腹が空いてくる。だからなにという話ではないが、観て幸せではある。