サカタカツミノブログ

まったく個人的なブログ。ブログなんてすべてそんなものだけど。

言葉の持つ多面性のこと。

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きっかけとなるアイデアを出した、ということもあって、ちょっとした朗読会に顔を出してみた。普段、足を運ぶことにない街にいき、早めについた時間も持て余すことがない自分に、歳を取ったのだという実感をさせられる。他ではみかけない、けれども、私にとっては見慣れたリキュールをメニューに掲げるバーを、商店街の終点に見つけて、サクッと入る。ソーダで割ったそれはとても美味い。メニューに書かれた小さな文字なのに吸い寄せられる不思議さを、改めて感じながら、杯を重ねる。

朗読会とは、文字通り誰かが朗読する、そして、別の誰かが聞く、というシンプルなものなの。当たり前だけれども、読み手の個性が出るのが、とても面白い。書かれた文字は同じだけれども、それを読む人の解釈によって、同じ文字がまったく違う性質を帯びてくることがわかる。同じ文字で書かれた同じ物語を、脳内で再生される耳慣れた自分の声ではない、別の人の声で再生された瞬間の、クラクラする感じが、とても新鮮だった。その頭の揺れは、断じて、ほろ酔いだったからではない。