美味いを食べながら話す。

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食べながら仕事の話をするのは無粋かもしれないと思いつつ、ついつい美味いもので相手を誘って仕事の話をしてしまう。ただし、純粋に仕事の話だけをしているというシーンは少なくて、むしろ美味しいものがメインになってしまうこともある。が、そのほうが仕事の話も進み、結果オーライというケースも多い。飲みニケーションや潤滑油としての食事とも違っているような気がしていて、なんでも言語化してスッキリとしたい私に取っては、美味い食事とミーティングとの関係がなんとも歯がゆい。

ただ、ひとつ言えることは、仕事の愚痴を聞きながらの食事は、たいして美味くないという事実。そういう場を設定する必要に迫られたら、私はいつも「それほど美味しくないお店」をチョイスする。そして「あー、美味しくないのは料理のせいだ」と思い込むようにしている。飲食店のかたには申し訳ないのだけれど。そうでなければ、愚痴をこぼす人のことを「美味しくないご飯」と結びつけてしまって、その人のことを嫌いになってしまいそうで。愚痴をこぼす気持ちもわかるし。でも、美味い飯は食べたいし。