ポテトサラダの不確かさ。
ポテトサラダ炙りベーコンのせ。初めての人をお連れしたならこれは外せないメニュー！
ポテトサラダ好きを自認する人は少なくない。かくいう私もその一人だ。が、ポテトサラダが実に曖昧な食べ物であることに気がつくと、おいそれと好きだと告白しにくくなる。例えば、中に使われている具材。ポテトはいうまでもあるまい、と言い切ってしまうのも危ない。ジャガイモ一つとっても奥が深い。ポテトサラダに向いているジャガイモは、と推薦するべきジャガイモの品種はたくさんある。そもそもポテトサラダに求めるものが違ってしまえば、ジャガイモの品種だって変えるべきなのだ。すべては好み次第。
キュウリを入れるのか、タマネギはどうするのか、人参やグリンピース、ハムやカニ風味かまぼこは入れたいと言い出すとキリがない。味にしてもそうだろう。サラダというくらいだから、という安易な気持ちで考えていると困った事態が起きてしまう。酸味が欲しいときに酸味がないとガッカリするし、コクのあるポテトサラダが好きな人にとっては、サッパリとした大人味は我慢ならない。そんなポテトサラダの「不確かさ」が多くの人を惹き付けてやまないのかもしれない。いや、それほど大げさな話ではないと思う、たぶん。
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