サカタカツミノブログ

個人的なブログ。ブログなんてすべてそんなものだけど。

トンカツよりも卵の黄身。

温玉ぶっかけ!醤油だれかつ丼。小鉢二種、サラダ、味噌汁、漬物。ご飯は控え目です。

卵の黄身の破壊力といったら、他に例えようがないと思う。いや、凄い。その黄色があるだけで、写真映えするというか、明らかに『美味しそう』に見えるのだから。ただ、その黄身はゆで卵でいうところのハードボイルドであってはならない。トロッとしている生に限りなく近い、というか、ほぼ生である、あれであってほしい。とはいえ、卵の黄身の色の多くは『色が出るように』餌で調整されたものであり、米やら草やらをついばんだ鶏が生むそれは、薄い黄色らしい。毒々しさがないので拍子抜けしてしまう。

最近、改めて感心するのは、イメージにリアルが近づいてきていること。卵の黄身は本来、薄い黄色だったはずなのに、美味しそうと感じるオレンジに近い色を、工夫して人は作りだした。イチゴにしても甘い!というイメージだが、かつては酸味も強くてもっと複雑な味だった。けれども、いまやイメージ通りの甘いイチゴだらけ。同時に、どの品種を食べても似たような味になってしまっているけど。ビジネス社会も似ているなと考えていたら、トンカツよりも卵の黄身に惹かれる話から、遠く離れてしまった。